インドへの道:アーユルヴェーダ癒しの旅への出発

インド旅行のヒント

インドの大地に根付く、5000年以上の歴史を持つ伝統医学「アーユルヴェーダ」。心と体のバランスを整え、自然と調和しながら生きるための知恵が詰まっています。私はこの哲学に出会い、生活に取り入れることで、心地よく健康な日々を送ることができるようになりました。

このブログでは、アーユルヴェーダの基本的な考え方や、日常生活で実践できる健康法、インドでのリアルな体験談、そしておすすめのアイテムなどをシェアしていきます。

プロローグ

子育て三昧の幸せな日々も一段落し、2024年は「やりたいことを可能な限り実現させる」と心に誓いました。そのバケットリストの筆頭に君臨していたのが、長年の夢だったアーユルヴェーダ体験。人生の大イベントなので、もちろん本場で本物を!と意気込んだわけです。なにしろ自分への豪華なご褒美、中途半端は許されません。

インド南部のケララ州は、5000年の歴史を持つアーユルヴェーダが正統に伝承されているとされる聖地。加えて、自然の宝庫でもあります。「こんな楽園でマッサージを受けてヨガをすれば、きっと生まれ変われるはず!」と、根拠のない自信に満ち溢れていました。

自然いっぱいのインド南部ケララ州

入国ビザ

インド入国にはビザが必要ですが、初インド上陸の私は申請で何度も失敗。「再入力してください」の無限ループに陥ったのは、インド式瞑想の最初の試練だったのかもしれません。

申請フォームの目的選択欄には「ビジネス」「観光」の他に「ヨガ研修」という項目があるのは、さすがヨガ発祥の国。

現地到着時に申請できる「アライバルビザ」もありますが、1〜2時間の待機時間と確実な取得保証がないため、事前のe-Visa申請が無難です。パスポートを片手にスマホでポチポチと申請できますが、気を抜くと「エラー404:あなたの忍耐心は見つかりませんでした」状態になりかねません。

e-Visa (indianvisaonline.gov.in)

※インド入国情報は変わりやすいので、渡航前に最新情報を確認することを強くお勧めします(そして深呼吸も)。

旅行ルート

今回の目的地・コーチン国際空港への日本からの直行便は存在しません。「直行便がないなんて、まるで人生のように遠回りが必要なのね」と悟りを開きつつ、以下のルートで攻略しました:

(往路)羽田 → デリー → コーチン

(復路)コーチン → シンガポール → 羽田

復路はシンガポール経由に。

羽田10:50発の飛行機はデリーに17:00頃到着。コーチン行きは翌朝だったため、空港隣接のエアロシティというハイテク商業エリアのホテルに宿泊。期待していた「インド感」は皆無で、まるでどこかの国際空港のフードコートにいるような錯覚に陥りました。「これがインドなの?」と疑心暗鬼になりながら、本番はこれからと自分を奮い立たせました。

変身!にわかインド人の機内食冒険

 デリーからコーチンまではエアインディアを利用。空港で衝動買いしたインドの伝統衣装クルタを着込み、身も心もインド人になりきったのでした。

機内食は洋風とインド風から選択可能。インドに来たからには!とインド風を選んだものの、目の前に並んだ謎の食べ物たちに「あれ?失敗した?」と一瞬後悔。しかし口にした瞬間「正体不明だけど美味い!」という感動が!この時点でアーユルヴェーダ以前に、食の冒険が始まっていたのでした。

エアインディアの機内食

カラフルなサリーを着たキャビンクルーのフレンドリーな対応も相まって、エアインディアへの好感度は急上昇。「クルタもサリーも着こなせるようになりたい!」と、新たな野望が芽生えました。

フレンドリーなエアインディアのキャビンクルー

コーチン到着:いよいよ本番!

 着陸間近になって急に現実感が襲ってきました。「メールだけのやり取りで本当に大丈夫?騙されてない?空港に誰も迎えに来てなかったらどうしよう?」と、不安感が頭をもたげてきたのです。

しかし到着ロビーで名前入りのカードを持ったドライバーさんを見た瞬間「よかった!詐欺じゃなかった!」と心の中でガッツポーズ。クラクションの嵐の中、雑然とした街並みを通り抜けながら「ああ、これぞインドだ!」とようやく実感が湧いてきました。

空港近くの街並み

アーユルヴェーダ施設は緑豊かな静かな住宅街にあり、空港からわずか20分。喧騒を抜けて静寂に包まれた瞬間、「ここで生まれ変わるんだ」と決意を新たにしました。

施設があるのは緑の多い住宅街

これからどんな体験が待っているのか、ワクワクドキドキ。5000年の英知と私の出会いが、今始まろうとしています!

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