インドへの道

インドへの道

プロローグ

 幸せで楽しかった三人の子育てが終わり、これからは自分の人生を充実させるために、2024年は「やりたい事を可能な限り実現させる」年にしようと決めていました。その一つが長年の夢だったアーユルヴェーダです。これは私の人生の大事なビッグイベントなので、本場で本物のアーユルヴェーダを体験したいと思いました。

 今回の滞在先であるインド南部のケララ州は、5000年の歴史を持つアーユルヴェーダが正しく伝承されていると言われています。そして自然がとても豊かです。こんなところでリラックスしながら施術を受けたり、ヨガをすればとても効果がありそうに思えました。

自然いっぱいのインド南部ケララ州

入国ビザ

 ところでインド入国にはビザが必要ですが、今回は初めてのインドということで、ビザ申請でもかなり手こずって何度も失敗しました。でもこれも勉強になる経験でした。短期ビザの目的を選択する項目があるのですが、ビジネスや観光の他に「ヨガ研修」という項目もあるのがインドらしいですよね。
 アライバルビザといって、インド到着時に空港のイミグレーションで申請できるビザもあるのですが、1~2時間の時間がかかる上に確実に取得できる保証は無いので、事前にビザを取得しておいた方が無難です。インド領事館に行かなくても、e-Visaの申請サイトからスマホで申請できます。

e-Visa (indianvisaonline.gov.in)

 ビザ申請を含めたインド入国情報は変わることが多いので、旅行前に必ず最新情報を確認して下さい。

旅行ルート

 今回滞在したアーユルヴェーダ施設の最寄りの空港はコーチン国際空港です。日本からインドへの直行便(フライト約10時間)は、羽田発デリー行成田発ムンバイ行のみです。コーチンは国際空港ですが日本からの直行便はありません。そこで今回は以下のルートでアクセスしました。

(往路)羽田 → デリー → コーチン

(復路)コーチン → シンガポール → 羽田

 復路はデリーまたはムンバイ発の便が満席だったので、シンガポールと台北を経由して帰りました。インド国内線を使わずに、シンガポール、バンコクまたはクアラルンプール経由の方が、トータルの飛行時間が短くなるのでおすすめです。
 朝10:50に羽田を出発した飛行機は、夕方17:00くらいにデリーに到着しました。コーチンへの便は次の日の早朝出発だったので、空港近くのホテルに宿泊しました。ホテルは空港に隣接したエアロシティという商業施設の中にあり、あまりインドにいるという実感は湧きませんでした。おしゃれで近代的な建物ばかりですが、ショッピングモールも外国の店舗ばかりで、全然インドらしさが無いのです。

エアインディア

 往路の羽田からデリーまではANA、デリーからコーチンまではエアインディアを利用しました。デリー空港で買ったインドの伝統衣装クルタを着て、すっかりインド人になりきって搭乗しました。
機内食の朝食は洋風とインド風を選べたので、迷わずインド風にしました。今ならテンションが上がる南インド定番の朝食ですが、その時は見慣れないものばかりで「あれ?なんだこれ?失敗したかな?」と思いました。それでも食べてみると「何だか分からないけど美味しい!」と、インド滞在への期待がふくらみました。

エアインディアの機内食

サリーを着たキャビンクルーさんもとてもフレンドリーだったので、またエアインディアを利用したいです。

フレンドリーなエアインディアのキャビンクルー

コーチン到着

 目的地のコーチンが近づいてくると急に不安になってきました。今さらという感じですが、メールでのやり取りだけで手配して本当に大丈夫かと心配になったので、空港の到着ロビーでドライバーさんが私の名前が書かれたカードを持って待っててくれたのを見た時は、心底ほっとしました。

 アーユルヴェーダの施設までは空港から車でわずか20分ほどです。運転手がしきりにクラクションを鳴らす車に乗って、雑然とした街を通り抜けていくくちに、インドに来たと実感が湧いてきてワクワクしてきました。施設は緑いっぱいの静かな住宅街の中にありました。

空港近くの街並み

 これからどんな体験ができるのかと本当にワクワクです!

たびこのプロフィール
たびこ

 「30歳までに30ヵ国を旅行する!」と決め、20代終わりに公務員を辞めて中南米コスタリカに旅立つ。約2年バックパック一つで中南米15ヵ国を旅して、30歳までに30ヵ国の目標をクリア!
 帰国してから8年ほど専業主婦として3人の子育てに専念しながら、家族と日本国内をあちこち旅する。その後は"旅する会社員"として休暇を利用して旅を続けている。最近はテレワークを活用して、海外に長期滞在もできるようになった。
 旅の目的地は観光地よりも、現地の人々が普通に暮らす場所が好き。ローカルな食べ物は昆虫でも何でも挑戦。

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